KINOKO NO AKARI STORY

KINOKO NO AKARI STORY

始まりはゴールゼロの直視した時の眩しさが少し強く感じたことから始まりました。

この眩しさを少し軽減できればいいな。
そんな誰もが思ったであろう事を、何があればクリアできるのかをひたすらに妄想しました。

光と人間の間に一枚布があれば少し軽減されらるのか、、色んな想像を巡らせ、ゴールゼロに合うシェードを作る事にしました。

作ると言っても簡単では無い。

ミシンをまともに扱った事がなかった自分は、まずボビンはどうやって巻くのか、どんな針を使えば?、どんな糸を使えばいいの?
全てが手探りの状態でありました。

家庭科の勉強のような事から始まり、少しずつミシンに慣れていく。

ミシンの基礎がない内は、縫う作業自体がままならず、糸がよれたり、強度が出なかったり、、

何事も基礎が大事だという事は、今まで色んなカルチャーに触れながら痛いほど分かっていただけに、手を抜けませんでした。

オーリーが下手なキックフリップなど見るに堪えないから。

ミシンに慣れる作業とシェードの妄想を繰り返す内に、下手なラフ絵を完成させ、寸法を計算し、これを作ってみよう!と言うところまではいった。

あとはファブリック(生地)をどうしようか。

やっぱり光を使うなら、光を活かせるものがいい。
アウトドアファブリックを探し回り、これだ!と言うものを見つけます。

昨今色んなブランドで使われているXPACである。
XPACとは3層構造からなるファブリックで、強度、軽さ、防水性を併せ持つ、アウトドアの為に生まれたような生地であります。

また特徴としてXに格子状の柄が入っている。

この上柄がゴールゼロの光によって、より強く浮かび上がったらカッコいいんではないか?と思い、シェードのボディをXPACに決めました。

次に決めるのは、強い光を少し和らげる部分。

ここで求められるのは、光を完全にシャットアウトする事ではなく、光を柔らかい光に変えること。

その為には光をより透過させる必要がありました。

薄いナイロンを選べばいいかな?

そんな事を考えながら30Dのナイロンを買ったところ、ナイロンが滑りうまく縫えない。

端がすぐにほつれる、、

紆余曲折ありながら、シルナイロンにたどり着きました。

答えはネットにいっぱい転がっている中、実際に触れてみないと納得がいかない部分が多くありました。

でも失敗達は、今スキルの土台となって自分を支えてくれています。

これでファブリックが決まりました。

あとは目指すゴールをどうするか。

光をより透過したいから薄い方がいい、色々なところに持っていけるように軽量の方がいい、ゴールゼロと一緒に持ち運べた方がいい、

そんな事がぼんやりと浮かびながら、少しずつ事を進めていきました。

そして試行錯誤していく内に完成したのが今の形です。

ただ今も進化の途中であり、1stロットとは、コードストッパーや全体のシェイプ、使うナイロン生地も変わりました。

初めから100点を出せれば、、そんな事を思いながら今日もギアを妄想しています。
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