DOME LOOK STORY

DOME LOOK STORY

まずコンセプトの話から始めると、
しっぽりキャンプ出来るような環境を作りたかった。

これに尽きます。

LEDランタンの特性上、シェードを透過したものを使えばシルエットを綺麗に浮かび上がらせながら、キャンプサイトを明るく照らしてくれる。

光量を調節すればしっぽり飲むことは可能。

ただもう少しスポット要素が僕は欲しかったんですよね。

昼間だと木漏れ日だったり、コントラストのある光が入り込むんですが、夜はそうもいかない。

光量を調節してもぼんやり明るいくらいが限界。

そこをアルミのシェードで覆ってスポット要素を強めれば家のリビングやバーカウンターにいるような雰囲気にできる。

覆ってしまうことで目に刺してくる光はなく、常夜灯としてもレイアウト次第で寝床まで光が差し込むことは無い。

そんな色々な使い方をできる"DOME LOOK"を
製作して頂いたのは千葉県白井市にある山二製作所さんになります。

創業は6年のヘラ絞り界では老舗となり
分かりやすい所で言えば
東京駅の丸の内駅舎の装飾に山二さんのヘラ絞りの技術が使われているようです。

そもそもなんで山二製作所になったかと言うと、
今回お願いした形がヘラ絞りの中でも、技術が高くないと絞れない形、そして綺麗にできない。

その形から製造工程も多く、金額的にも高くなる。

そんな問題をクリアしてくれたのが山二製作所さんでした。

僕はただ図面を描いただけで、それを形にするのは現場の方々。

様々な試行錯誤がありながら形にして頂き本当にありがとうございます。

ゴミ箱の中のdome lookの山がそれを物語っていました。

拾ってみても素人が見たら"使えそうですけど、、"

でも山二さんから見たら、"多分作業者が気に入らなかったんじゃないかな"

寸法は書いてあるけど、そこに仕上げていくのはロボットでもなく人間であり、最終的なことを言えば感覚。

非常に厳しいラインで製作頂けてることに感謝しかありません。

"まぁ仕事ですから"

さらっと言った言葉に僕は粋を感じました。

実際に現場に赴きはじめて分かった事がいっぱいあります。

作業者の顔、現場の雰囲気、dome lookへの想い。

同じ言語、同じ場所で作業環境を見ながらの会話は、メールや電話では得られない事がたくさんありました。

made in japanの良さはそういう所にこそあると思います。

全てがメールで完結してしまうプロダクトも、
顔を合わせて話すと、また違った見え方をする。

ロボットが製作しているならまだしも、現場では人間が汗を流して働いて、毎日を過ごす。

そこにこそ僕はスポットが当たって欲しいと思います。

お金を払えば物が送られてくるという環境は
僕にとっては当たり前じゃなくて、
でもそれが当たり前の世の中なんですよね今は。

だから最近の物作りは少々現場の人に優しくない。

作ってもらったなら自分は恩を返したいし
現場の人たちもその方が僕は嬉しいと思います。

"僕らが作った奴結構売れてるなー"
でも製作者として何も書かれてなかったら
やる気無くなりません?

僕は現場側の人間だったらそう思うし、
そう思う以上自分はやる。

そういう思いを持ったブランドが増えていった時にMADE in japanの価値は自然と上がるし、
日本の物作りも盛り上がるんじゃないでしょうか。

なんて思ったりしていたら話が逸れておりました。

まぁ一つ言える事は

これはアリエクにはない純度1000%の
"made in japan"
"made in yamani seisakusyo"
"big up big respect"
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